男性看護師タカヒサの在り方

看護師経験7年。男性看護師として日々の思いを綴ります。

辞めたくなりますよ

看護師として入職して何らかの理由で辞めたくなる人、私の周りには多かったです。同期の友達では3~4割程度は入職1ヵ月で辞めたくなっていたと思います。私自身も1週間で辞めたくなりましたからね。

私が辞めたくなった理由には、教育体制の不備が挙げられます。

入職したての看護師は看護学校で勉強したとはいえ、技術面・知識面ともに実践レベルとはとても言えない状態です。新人は病棟内での様々な経験を通して、また必要と感じた知識を患者さんと照らし合わせて勉強し直すことで看護師として成長していくものです。ですが、技術を教えて貰う看護師によって手技がバラバラで、ある人に教わった方法でやっている所を別の人に見てもらうと手技が違うと怒られることが多々ありました。

今になって思えば、基本は同じで複数のパターンが存在するという勉強になったと思えますが、指導者次第で手技が変わるため、同じケアでも複数のパターンを覚える必要がありそれが苦痛で仕方なかったです。

また、「その手技は誰に教わったんだ?」という質問も苦痛でした。

もし「Aさんに教わりました。」と答えたら、Aさんに技術指導が入りAさんから小言を言われることになります。それを気にして「誰からかは忘れました。」と答えたとすると、勝手に教わっていない手技を行っていると判断されて怒られるのです。

結局この質問には私にとってなんらメリットの無い正解の無い質問です。

こんな指導を1週間程度続けて受けていたら、辞めたくなってしまいました。

一貫性の無い指導ほど新人が困るものは無いので、自分が成長したら教育方針は定めようと思った苦い経験になりました。

辞めたくなってからも看護師を続けていた時の話はまた今度したいと思います。

では、この辺で。